芸大・美大・美術系高校受験予備校|高崎美術学院

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タカビOG・OB訪問‖Interview‖《デザインの現場》

《デザインの現場》session4-主体性・能動性-

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佐藤俊介「テレマン 12のファンタジア」CD アートディレクション 田村 吾郎/RamAir.LLC

田中: これからデザインを志す、美術という場所で自分を生かしたいと考える芸大・美大受験者に向けて一言。

田村: やはり、デザインはいわゆる学問と違いますからね。いや、本質的な意味では学問も同様なのですけど、根源的な部分ではアートと近い。小中高で学んでることというのは根本的に逆じゃないですか、記憶して点を取るいわゆる「学習」。デザインはそれの全く逆をやろうとしてるわけです。さっきから話に出ているけれど、いかに能動的にやれるかではないですか。課題だと思ってやってるうちは、もう絶対ダメです。

田中: デッサンひとつとっても、デッサンをして生計を立てるっていうことは有り得ないんだけど、でもここで身体にしみ込ませて出来るようになることは、特殊能力のひとつには絶対なる。描く力だけではなくて、これで良いのか悪いのかを判断する力になる。例えば写真とか、もちろんデザインとか、パソコンを使った作業なんかでも、はっきりいうと差が出ると思います。今思えば、スポーツみたいに打ち込んでて良かったなというのはありますね。身体が覚えてしまえば、もう当分忘れないですからね。

田中: 戸塚さんは数年前が予備校生でしたが、講師に指導でこうしろ、ああしろといわれた?

戸塚: そうですね。

田中: とはいえ今間での話だと、「能動的になれ」というある意味矛盾した話にもなる。その中でバランスはどう取 っていましたか?

戸塚: バランス。うーん、そうですね…。

田中: 言う通りにしてれば受かると思っていた?

戸塚: いや、ぜんぜんそれは思ってなかったです。すごい考えてたのは、最後デッサンをバーッて並べたときに、見て良いか悪いかって判断するのはきっと見たその瞬間なんですよ。客観的に見て有りだな、無しだなとか、全然見せ方が出来てないなとかの部分。つまり瞬間で判断できるくらいに要点を絞って、伝える部分だけを描くみたいなことは、特に私大系だとデッサンでも平面でもすごい大切なことです。例えば「熱い」っていう平面構成をするにあたって、「どんな熱さ」を演出していくかということをすごく考えてましたね。「もっと炎がガーッてなってて熱そうだったらいいんだよ」みたいなことを講師がいってくれるかもしれないですけど、でもその「熱い」にも自分の感じる熱さっていうのがきっとあるはずだから、それをどうシンプルに表現していくかみたいなことはすごい考えてましたね。言われた通りやってたらダメだなっていうのは、すごく思ってました。現役時代「戸塚はこのままならいけるよ!」とか皆に褒められても受験は全落ちしたんで、そのあとの1年間は、もう誰も信じないモードだったんで(笑)。褒められても信じないし、でも悪いと言われたところは甘んじて、自分のものにして吸収していくみたいな感じでやってましたね。: 褒めると喜ぶ生徒もいますが…「やったー!先生に褒められたー!」って。

戸塚: うーん、ダメなんですよ。褒められて「それほんとに良いのかな?」みたいな、褒められたことに疑ってか

かるくらいのマインドじゃないと受験時代はダメだと思っていました(笑)。

田村: まあ、大人になってくると褒められないとダメだよね(笑)。

一同: (笑)

田村: ほんとにね、もう折れる.


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