日本画科

東京芸術大学日本画専攻、武蔵野美術大学日本画学科、多摩美術大学日本画専攻をは始めとし、国公立芸術大学、私立美術大学の日本画科受験に対応したコースです。

徹底的に物を観察し、忠実に表現することを基軸にカリキュラムを進行して行きます。

日本画科受験においては、東京芸大を始めとする各国公立芸大系の主流である「客観観察・写実表現」に対して、私立美大系では同じく描写力を基軸としながらも、柔軟な構成力や色彩感覚を求めている大学も見受けられるようになってきています。相反するように見られる両者の傾向ではあっても、モチーフに対するの観察眼とそれにともなう表現力は基本であり、またそれが将来の飽くなき創作活動への橋渡しとなる「基礎体力」であることに相違はありません。

日本画科では、前期に初心者でもとらえやすいベーシックなモチーフを中心にすえた課題により、「構図」「パースの理解」「光と影」などを重点的かつ効果的に学んでいきます。後期はモチーフの量を増やし、「質感表現」「空間関係」等、各種特別課題をも交えながら総合力を養います。入試直前期では各志望大学の傾向に則した実践的な課題を反復練習し、直前に迫った各自の志望に即した入試対策を行います。